RUSH

iPodは通勤のお供で、もう手放せなくなっている。しかし、出来れば朝はiPodなしで、今日はどういう仕事をしようとか、あの仕事はこう段取りを組もう、と考えたい。会社に着いたら、そのシナリオに沿って一気に仕事を進めるのだ。

しかし、日によってはそういう気分になれないときがある。そんなときは、気晴らしに音楽を聴きながら会社に行く。朝から、まったりした音楽というのはNGなので、必然的に元気が出たり、好きな音楽をかける。

今朝はRushのMoving Pictures。カナダのプログレ・バンド。プログレッシブ・ロックについてはこちらを参照。

ちなみに僕の愛読書「プログレッシブ・ロック入門」では紹介されていなかった。途中からポップ路線に行ったので、対象外になったのかもしれない。しかし、このアルバムの頃は、紛れもなくプログレを演っていた。変拍子だったり、非常に高度なテクニックが必要な曲だったり…。そういえば、大学生の頃、友人に誘われてバンドを組んで、ギターをコピーしたなあ。楽譜もなかったので、苦労して採譜したのを今でも覚えている…。

このバンドは、ライブで再現できない曲はアルバムに入れない、というポリシーにもかかわらず、3人とは思えない演奏をする。とにかく演奏技術がすごい。僕らは、それを5人でコピーした。それでもなかなか思ったような音の厚みが出なくって苦労した。

プログレという音楽は、まるで脳を活性化させるようだ…。朝から変拍子の音楽を聴き、それでいてカッコいいフレーズが広がっていく。Camera Eyeという曲にいたっては、流れるようなベースラインや、とても人間技とは思えないドラムのリズムに感動する。個性的な曲を聴くと、仕事も個性的、創造的であらねばという刺激が得られる。

そういえば、Rushのライブ・ビデオを最近DVDで見た。ドラムのセッティングがすさまじく、ドラマーを中心に、ほぼ360度、「それはおかしいぞ」とばかりのドラムやシンバルが並んでいて、びっくりした。

人と違うことをやるということ、オリジナリティーを出すということは、すばらしいことだと思う。そして、そのことを人は Innovationと言う。しかし、考えが生まれたときは、必ずしも全員が賞賛するわけでもない。それでも、気にせず、新しい考えをぶつけることが大事だと、このバンドを見て、常に思う…。

Moving Pictures (Eco) (Rpkg)

Moving Pictures (Eco) (Rpkg)




こちらへも遊びに来て下さい。→ケロケロケロっ記〜金融経済や仕事術