JAZZ新定番

「JAZZとびっきり新定番」という本がある。マイルスに代表される50〜60年代のジャズを定番とするならば、この本は70年代から2000年代のアルバムを紹介している本で、切り口が新しいので手元に置くことにした。

いわゆる定番以降のアルバムは情報も少ないし、CDショップで試聴があるものからたまたま選ぶ程度だったから、書店でこの本を目にしたときは、「これはいい!」と思った。ちょっとページをめくってみると、Brad Mehldauとか知っている人も載っていたので、安心して購入。

そして、この間の週末に、「これはいいかも」と思う何枚かをピックアップして、メモにしたため、いざHMVへ。し、しかし・・・、6枚中1枚しか棚にない。正確に言うと6アーティスト中1アーティストなので、アーティストごと取り扱いがなかった、という意味になる。

がっかりしつつも、ジャズの売り場はロックの半分にも満たないし、定番と言うとやはりスタンダード物になる訳だから、と自分を納得させ、今日になり再度Amazonで再チャレンジ。しかし、結果は、かろうじてもう1つのアルバムが見つかっただけで、あとは検索にひっかからないか在庫がないという状態だった。

この本を書いた人は、自身のコレクションから紹介している。つまり、逆に言うと、レアなコレクションを持っていることになる。残念なのは、ジャズのCDはファンが多いにもかかわらず、おそらくアーティストや作品数も多い訳で、ショップの物理的な制約や売上げの問題から、出回る数は少ないということだろう。iTunesに期待するエリアである。

ちなみにHMVで購入したのはIdea 6というバンドで、これはなかなか良かった。いきなりカッコいい曲で始まる。本の紹介でCDを買う場合は、試聴できない訳だから、著者の表現に頼るしかない。封を開けて最初の1曲が始まるまではドキドキなのだが、当たったときの嬉しさと言ったら、それは大きい。

JAZZとびっきり新定盤500+500 (だいわ文庫)

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Metropoli

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