Van Halen

「ちょっとありきたりだな〜」、と思いしばらく手を出さなかった1枚を最近入手し、家の中や車の中で聞きまくっています。

1984

1984

「手を出さなかった」理由を考えるとたくさんのことが思い出されます。学生時代にレンタルCDなるものがあって、CDを借りてテープに録って、そのテープを散々聴いていた訳です。大人になって、自分でCDを買うなりiTunesでダウンロードするなりして、”マイ・ライブラリ”を作っていく訳ですが、なにしろ学生時代に大量のテープを持っていたので、それを再現するのは大変だったのです。早々とCDを購入するめでたいケースと、思い出の中にしまわれているケースがあります。つまり、僕にとってのVan Halenは、思い出の中で演奏されていて、それがようやく「直接聴きたい」衝動に駆られたというわけです。

Van Halenヴァン・ヘイレン)は、Dave Lee Rothの時代、すなわちこの1984までが僕の中ではお気に入りです。デビュー作からほとんどの作品がすばらしいの一言に尽きますが、やはりこの「1984」は完成度が高いですね。

ギターのリフは超カッコいいし、デイブのハチャメチャなヴォーカルはスカッとするし、ドラムの音の深いこと深いこと・・・。そういえば、最近楽譜を買いなおして、昔弾けていたエディーのオハコ、ライトハンドをやってみたが、これがさっぱり上手くいかないのです・・・。まるで久しぶりに走ったんだけど足がついてこない・・・、という感触でした。これはしばらく練習です。

話は戻り、「ありきたり」というには、あまりに耳になじみすぎていて、それゆえに聴くならば後回し、的な感覚があるのだと思うのです。これは、「えっ、今さらスモーク・オン・ザ・ウォーターを弾くの?」という感じに似ています。(僕はその曲は好きだし何ら否定をしている訳ではありませんが…。)ちなみに、1984の中では言うまでもなくJumpですよね。しかし、久しぶりに聞くと、Jumpの前のインストの曲のシンセの深さに驚きました。

そういえば、ちょっと前に読んだ本『いちばん高いギターを弾かせろ』

いちばん高いギターを弾かせろ (エイ文庫 179)

いちばん高いギターを弾かせろ (エイ文庫 179)

は企画そのものがバカバカしくって大好きなのですが、著者はあちこちに取材を申し込んでは、スモーク・オン・ザ・ウォーターのイントロを弾き比べていました。この人、勇気あるなぁ〜。




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