Appetite for Destruction - Guns n' Roses

内容の濃いハードロック・アルバムはどれ?と聞かれたら迷わずコレでしょう。

APPETITE FOR DESTRUCTION

APPETITE FOR DESTRUCTION

87年に出されたファースト・アルバムです。ガンズについて知りたい方はコチラ(Wiki)をご覧ください。

編成は2ギター(ツインギター)、ベース、ドラム、ボーカル。ボーカルのアクセル・ローズ君はわがまま放題などの逸話に絶えない人のようですが、2009年の東京公演ではサービス精神に富んだライブをプレゼントしてくれました。この人はテキトーそうに見えて正真正銘のプロフェッショナルです。ちなみに、2009年公演ではギタリストは3人でかなりうるさい。

ギタリストは既に代わってしまったけれど、このアルバムはスラッシュが担当しています。今年(2010・8・8)のサマーソニックに出演するそうですね。

スラッシュのギターは、純粋かつ軽快なロック・スタイル。70年台から80年台にかけ、ヴァンヘイレンなどのギターヒーローを前面に出したバンドが流行り、その後ボンジョビなどのポップ系のハードロックが売れていた時代の後なので、ギターでオリジナリティを出すのは難しいはずなのに、個性をしっかりと出している。この人、曲によるけどソロは長いです。

アルバムの曲構成がとにかく良い。外しの曲がないと言っても良い。オリジナリティを表現する方法をいくつも持っていて、それゆえに似たような曲と感じさせないところが良いのだろう。ライブで感心したのは、アルバムに忠実に演奏しようという心意気。ファンは、アルバムを聴いているのだから、ソロでもサビでも少し違っただけで「あれっ」と思ってしまう。そのパターン、たまに良いアレンジに出会うこともあるのだが、大半は違和感と共に時間が流れる。マイケルジャクソンのThis is itを観た人なら、マイケルが「そこはアルバムと同じにして」と何度も要求していたところを覚えている人もいるだろう。そういうところにプロを感じます。

紙ジャケ仕様CD

アペタイト・フォー・ディストラクション(紙ジャケット仕様)

アペタイト・フォー・ディストラクション(紙ジャケット仕様)

バンドスコア




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